はじめに
賃貸住宅や壁に穴を開けたくない環境では、ネジや釘を使うことが難しい場面が多々あります。特に、トイレのようなスペースでは、壁にしっかりと固定できる収納やホルダーが欲しい一方で、壁にダメージを与えたくないというジレンマがあります。
そんな課題を解決できるアイテムを見つけたので、シンプルなトイレットペーパーホルダーを3Dプリンターで自作してみました。
便利アイテムの紹介
トイレットペーパーホルダーの固定に使用する 「石膏ボード壁掛けアンカー 虫ピン式(STLデータ)」 について説明します。
アイテムの概要
- 商品名:「石膏ボード壁掛けアンカー 虫ピン式(STLデータ)」
- 販売サイト:BOOTHの商品ページ
- 用途:壁に穴を開けずにナットやボルトを固定できるアイテム
- 特徴:
- 石膏ボードに虫ピンを使って固定できる
- M3 / M4 の六角ナット・ボルトに対応
- 3Dプリンタで自作可能

トイレットペーパーホルダーのデザイン
今回は以下のポイントにこだわってデザインしました。
- 最小限のデザイン:装飾を省き、シンプルで機能的な形状にこだわりました。
- 跳ね上げ式構造:ペーパー交換が簡単にできるように、アームを跳ね上げ式に設計。
- 一体型3Dプリント設計:跳ね上げ部分を含め、一度のプリントで作成可能なデザインにしました。
製作手順
3Dプリント準備
- 必要なパーツ:
- 便利アイテム(アンカー)×2
- ホルダー本体 ×1
使用フィラメント
- 便利アイテム(アンカー):割れにくく耐久性のあるPETGフィラメント。
- ホルダー本体:光沢がなくパステル感のあるPolyterra PLAフィラメント。

取り付け手順
-
取付位置ガイドの仮固定
- ホルダー本体と一緒にプリントした、取付位置ガイドプレートを壁にマスキングテープなどで仮固定します。

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水平微調整
- きちんと水平になるように微調整します。
- スマホに水準器アプリをインストールして使用しました。
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便利アイテムの取り付け
- ガイドに便利アイテムの形の穴があいているので、そこに便利アイテムをはめて取り付けます。
- 便利アイテムにM4のナットを入れるのを忘れないように!
- 取り付けは、虫ピン6本を便利アイテムの空いている小さな穴に差し込み、奥まで押し込みます。
- 使用した虫ピン:こちら
- 虫ピンを奥まで押し込むために使用したアイテム:こちら

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取り付けガイドプレートを外す

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ホルダー本体をビス止め
- 使用したビス:M4 x 8mm
- 長すぎると壁を傷つけたり、きちんと固定されません。

使用感と改善点
実際に取り付けてみると、非常にがっちりと固定され、ぐらつきもなく安定 していました。取り付けガイドを用意したことで、水平も正確に調整でき、希望した位置に設置 することができました。
ただし、究極にシンプルなデザインにしたため、ペーパーを抑える部分があった方が良いかもしれない と感じました。

別カラー

3Dデータ
トイレットペーパーホルダ本体と、取り付けガイドのみです。